ハチの巣駆除 出張専門館

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更新日
2023年7月24日

ドロバチは危険?毒性や巣の構造は?駆除前に知っておきたい基本情報

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葉にとまるドロバチ

「うわっ、ベランダに泥の塊が…。これって虫の巣?」
「ドロバチの巣を駆除しようとしたら、中から幼虫が出てきた!」
「ドロバチを駆除しても大丈夫?毒があったらどうしよう」

家のベランダや窓サッシ、庭の木の枝にいつの間にかできている、ゴツゴツした泥のかたまり
よく見ると穴が空いていて、なんだか気持ち悪い…。

このような巣を見かけたら、それはきっとドロバチの巣です。

ただしドロバチの巣は、蜂の中でも危険なオオスズメバチの巣やコガタスズメバチの巣と似ているため、見間違えないよう注意してください。

この記事では、間違えやすいドロバチの生態と巣の特徴を、写真つきで解説します。
具体的には、次のようなお悩みをもつ方にオススメです。

この記事を読めば、ドロバチの生態と駆除する前の基本情報がわかります。
それでは参りましょう!

▼記事の執筆にあたって、私の経験談とともに、下記の書籍を参考にさせていただきました。

参考文献

『ハチハンドブック』藤丸篤夫|文一総合出版
『狩蜂生態図鑑』田仲義弘|全国農村教育協会

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ドロバチに毒はある?駆除するべき?

ドロバチはその名の通り、泥や土を使って巣を作る蜂です。
単独で昆虫を狩って暮らすハチで、母蜂が1匹で幼虫を育てます。

ドロバチは毒針を持っていますが、スズメバチやアシナガバチと比べて毒性が弱く、温厚な性格をしています。
積極的に人を刺してくることはありません。

害は少ないので、見かけても放っておいて大丈夫です。
ただし、こちらから危害をくわえると攻撃してきますので、注意しましょう。

「泥の巣があるのは気持ち悪い、早く駆除したい!」という方は、この記事の下にあるドロバチの巣を駆除するときの注意点をお読みください。

ドロバチの生態は?

ドロバチは、スズメバチやアシナガバチのような黄色と黒色のラガーカラーとは異なり、黒い身体にところどころ模様がついているのが特徴です。
体長も14〜18mmと、小ぶりな印象です。

ドロバチの生態
体長 14〜18mm
毒性 弱い
活動時期 7〜11月

ドロバチの巣の特徴は?

様々な場所に作られるドロバチの巣

「ドロバチの巣を駆除したら、中から色々な虫が出てきてゾッとした…これって何なの?」という方もいると思います。
そこで、巣の中身と巣作りの流れについてお伝えしますね。

ドロバチの巣の特徴
営巣場所 木の枝、植物の茎、外壁、軒下、ベランダ、屋根裏、床下など
巣の規模 1〜2匹
巣の特徴
  • 白や灰色の泥のかたまり
  • 丸い穴が1〜2個空いている
  • 竹筒を利用したものや、トックリ型などのバリエーションがある

ドロバチは、乾燥した土と水、唾液を混ぜて巣を作ります。
巣の壁は薄く、ほうきやスコップで簡単に崩せてしまうほどです。

巣の中にはドロバチの幼虫の卵と、幼虫を育てるためのエサが入っています。
ドロバチの卵は巣の天井から、糸で吊り下げてあります。

幼虫のエサとなる生き物は、イモムシや蛾の幼虫などなど。
母蜂は毒針をつかって、幼虫のためのエサをせっせと巣の中に運び入れます。

蛾の幼虫を泥で作った巣に運び、ドロバチの幼虫の餌にする

ドロバチの毒針には、幼虫が孵化するまでにエサが腐らないようにする麻酔の役割もあるんです。
卵からかえった幼虫は、母蜂が用意してくれたエサを10日ほどかけて食べきります。

エサを供給し、役目を終えた母蜂は、巣の入り口を泥で塞いで去ります。
幼虫が栄養をつけて羽化したあとは、壁を食い破って外に出て、二度と戻ることはありません。

まとめ

これもドロバチの巣なの?さまざまなバリエーション

ドロバチ亜科には、先ほど紹介した土でできた巣以外にも、竹筒や木を利用した巣や、トックリの形をした巣をつくるものが存在します。

土や既存杭でできた巣、徳利状の巣

これらはすべてドロバチの巣です。
既存の筒の中に巣を作るドロバチは、中を泥で仕切って幼虫を育てます。

人家に巣をつくるときは、軒下やベランダの壁など、比較的開放的な場所が多いです。
壁の色と土の色が似ているため、見落とさないよう注意しましょう。

上でもお伝えしたとおり、ドロバチは蜂の中でも比較的安全な種類です。
たとえ敷地内に巣を作られたとしても、幼虫が孵化して出ていくのを待てばOKです。

とはいえ、壁に泥の塊が残っているのはあまり気持ちのいいものではありませんよね。
早く巣を片付けてしまいたいという方も多いはず。

というわけで、ドロバチの巣を駆除するときの注意点を紹介します。

ドロバチの巣を駆除するときの注意点は?

植物の茎にできた巣

ドロバチの巣を駆除するなら、幼虫が羽化して出ていったあとをオススメします。

泥の壁にぽっかり穴が空いている場合は、中が空の可能性が高いです。
このときにスコップなどで泥を崩してしまえば、刺される心配はありません。

ただしドロバチの成虫は、幼虫へのエサの供給を1度で終えて去っていくもの(一括供給)と、複数回にわけてエサを供給するもの(随時供給)の2種類が存在します。

随時供給型のドロバチの養育が終わっていない状態で駆除しようとすると、周囲を飛んでいる親バチに刺される可能性があるので注意しましょう。

巣の中が空かどうかわからないときは、プロの蜂駆除業者に依頼することをオススメします。

私たちハチの巣駆除出張専門館では、どんな場所のハチの巣でも素早く退治することをモットーにしています。
ドロバチの巣でお困りの際には、ぜひお気軽にご相談くださいね。

続いて、ドロバチの写真を種類別に見てみましょう。

写真で見る!ドロバチの種類

ドロバチとは、学名では「スズメバチ科ドロバチ亜科」に属するハチを指します。

ドロバチ亜科には、ドロバチ、トックリバチ、スズバチなどの名称がついた蜂が存在します。
そんなドロバチ亜科の見た目と特徴を、表にまとめてみました。

ドロバチ亜科(ドロバチ)
エントツドロバチ
(Orancistrocerus drewseni) エントツドロバチ
  • 体長18mmほど
  • 胸部が黒く、腹部に赤橙色の2本線が入っている
  • 蛾の幼虫をエサとする
  • 7〜8月ごろから、出入り口が下を向きの複数の煙突状の巣をつくる
  • 複数回にわけて幼虫にエサを運ぶ(随時供給)
オオフタオビドロバチ
(Anterhynchium flavomarginatum) オオフタオビドロバチ
  • 体長16mmほど
  • 胸部に黄色の斑模様があり、腹部に2本線が入っている
  • 蛾の幼虫をエサとする
  • 7月〜8月ごろから、竹筒などの既存抗を利用して巣をつくる
ドロバチ亜科(トックリバチ)
キアシトックリバチ
(Eumenes rubrofemoratus giordani) キアシトックリバチ
  • 10〜14mm
  • 頭、胸、腹部に黄色の斑模様が入っている
  • 脚は基部を除いて黄色
  • 7月〜9月ごろに草の茎に泥の巣を作る
  • 入り口はトックリのような形をしている
ムモントックリバチ
(Eumenes rubronotatus) ムモントックリバチ
  • 10〜14mm
  • 黒い身体にところどころ黄色の斑模様
  • 脚は黒っぽい
  • シャクガの幼虫をエサとする
  • 壁や木のくぼみに半球のトックリ型の巣をつくる
ドロバチ亜科(スズバチ)
スズバチ
(Oreumenes decoratus)
  • 体長18〜30mm
  • ガの幼虫をエサとする
  • 奄美・沖縄諸島に生息し、トックリ状の巣をつくる
  • 壺の部分を泥で覆い隠す
ヤマトフタスジスズバチ
(Discoelius japonicus)
  • 体長7〜18mm
  • 8月〜11月に木の枝や石に複数の巣をつくる
  • 完成後に巣の周りを塗りかため、泥の壁で覆う

【注意】ドロバチと間違えやすい蜂

ところで、ドロバチと間違えやすい蜂がいるのをご存知ですか?

たとえば地中に巣を作るオオスズメバチは、土を使って営巣する点がドロバチと似ていますが、こちらは強力な毒針を持っているため、間違えると大変です。

ここからは、ドロバチと巣の形状や生態が似ている4種類の蜂を紹介しますね。

【危険度:高】オオスズメバチ
オオスズメバチ

スズメバチの中でもっとも毒性が強く、身体のサイズも大きなオオスズメバチ。
土の中や樹洞に巣を作るので、「ドロバチの巣かな?」と間違えやすいハチでもあります。

1〜2匹程度の小規模の巣を作るドロバチと違い、オオスズメバチは集団で行動するハチです。
巣のサイズも大きく、表面上はわからなくても、夏〜秋の巣には1,000匹以上のオオスズメバチが潜んでいます。

ドロバチよりもずっと攻撃的な蜂なので、巣に近付かないよう注意してください。
敷地内にオオスズメバチの巣を見つけたら、速やかにプロの業者に駆除を依頼しましょう。

ポイント

【危険度:中】コガタスズメバチ
コガタスズメバチ

オオスズメバチほどではないものの、毒性が強く危険なコガタスズメバチ
コガタスズメバチの初期の巣はフラスコを逆さにしたような形で、ドロバチのトックリ型の巣とよく似ています。

コガタスズメバチの初期巣はしっかりとした厚紙のような質感で、マーブル模様をしています。
また、筒状の部分が比較的長いので、このようなポイントを意識して見分けましょう。

ポイント

【危険度:低】クモバチ
クモバチ

クモバチとは、自身の幼虫のためにクモを狩って巣に運ぶ単独性の狩蜂です。
上の写真はオオモンクロクモバチという種類です。

4〜6月ごろに、既存抗や泥を利用して巣を作ります。
巣の形がドロバチとよく似ていますが、クモをエサとする点が異なります。

ざっくりとですが、巣の中からイモムシや蛾の幼虫が出てきたらドロバチの巣、クモが入っていたらクモバチの巣というふうに見分けましょう。

クモバチは大人しい性格で、毒性も弱いので、放っておいても大丈夫です。
身体が黒い個体が多く、昔はベッコウバチと呼ばれていました。

ポイント

【危険度:低】ジガバチ
ジガバチ

ドロバチと同じく蛾の幼虫を食べ、土でできた巣を作る蜂です。
ジガジガと羽音を立てることから、このような名前がつきました。

ジガバチは単独制の狩蜂で、毒性も弱いので、こちらから刺激しなければ積極的に刺してくることはありません。
ジガバチは「腹柄節(ふくへいせつ)」と呼ばれる腰のくびれが細長く、独特な形をしているので、ここで見分けましょう。

ポイント

ドロバチかどうかわからないときは、業者へ相談しよう

以上、ドロバチの生態と巣の特徴、他のハチとの見分け方について紹介しました。
最後に、この記事の3つのポイントをお伝えします。

ドロバチは蜂の中でも比較的安全な種類ですが、他のハチと見分けるのが難しく、巣の中がどうなっているかわかりづらいのがネックです。

「うちにあるのって、ドロバチの巣?それとも、他のハチの巣…?」

このように迷ったら、ぜひ私たちハチの巣駆除出張専門館にお問い合わせください!
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巣の処分から再発防止の対策まで、きっちりと対処いたしますので、ぜひお気軽にご相談くださいね。

それでは、あなたがドロバチの巣のお悩みを解決できるよう祈っています。
最後まで読んでくださってありがとうございました!

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