ハチに刺されたら、まずは安全な場所へ避難して全身症状か局所症状かを確認しましょう。この記事を読めば、ハチに刺されたときの応急処置方法と、行動する際の注意点がわかります。

更新日
2020年7月20日
公開日
2017年6月9日

1分で理解できる!ハチに刺された時の応急処置【最新】

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ハチに刺されたら応急処置を行ってください

痛ったぁぁぁい!!
知らぬ間にハチに刺されて、激痛!
痛いし、腫れるし、どう対処したらいいのかわからない…。

そんな風にお困りではありませんか?

こんにちは。
蜂の巣駆除 出張専門館スタッフの田中です。

ハチに刺されると、場合によっては15分ほどで「全身のじんましん、呼吸困難、意識障害、激しい動悸激しい動悸」などの蜂毒に対するアレルギー反応が起こります。

放置すると、最悪の場合は死に至ることもあります。
すでにそのような症状が現れている場合は、迷わずに救急車を呼び、一刻も早く医療機関を受診しましょう。

「痛みはあるけれど、しびれやめまいは無いかな」という方は、この記事に従って応急処置を行いましょう。

ただし、間違った応急処置を行わないよう注意が必要です。
ハチに刺されたら「アンモニアを塗るといい」と聞いたことはありませんか?

私の身辺で調査してみたところ、30代以上の知人からは「たしかに、子どもの頃に聞いたことがある」という回答がちらほら返ってきました。
実際に90年代初期の医学書を見てみると、「虫刺されにはアンモニア水をかける」という文章が入っています。

でも実はこの方法、まったく効果がありません
以前はハチはの毒針は酸性だと言われていましたが、実は中性のタンパク成分で構成されています。
なので、アルカリ性のアンモニアでは中和できません。

さらに、毒針は皮膚の下まで貫通します。
しかしアンモニアは皮膚に吸収されないので、上から塗ってもまったく意味が無いんです…。

手にアンモニアを塗る女性
女性スタッフのイラスト

効果があると思っていたわ

蜂の毒はタンパク質で出来ているから、アンモニアを塗っても中和できないんだよ!

男性スタッフのイラスト

というわけで、今回は蜂に刺されたときの正しい応急処置を、「なぜその対処が必要なのか?」「刺されないためにはどうすべきか」などの雑学を交えて解説していきます。
それでは、まいります!

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ハチに刺された時の応急処置

刺されたらすぐにその場を離れて、ハチの針を抜き、水で流し、薬をぬって冷やしながら病院に行きましょう

さっそく、ハチに刺された時の正しい応急処置の方法を見ていきましょう。
令和最新の応急処置は、次の流れで行います。

  1. 症状を確認する
  2. 蜂の針を抜く
  3. 毒を洗い流す
  4. 薬を塗る
  5. 冷やす
  6. 病院へ行く

1.症状を確認する

ハチに刺されたら、まずは刺された地点から10m以上離れて身の安全を確保してから症状を確認しましょう。

ハチに刺されると、「局所症状」「全身症状」、もしくはその両方の症状が現れます。

蜂に刺された時の対処
局所症状

蜂に刺されると、刺された箇所に激痛が走り、刺された部分を中心として大きく赤く腫れます。 腫れは次第にかゆみへと変わり、かゆみを伴うしこりへと変化します。

しこりが段々と小さくなり、消えるまでに約1週間ほどかかります。
※スズメバチやアシナガバチに刺された場合、1年以上あとが残ることもあります。 このように刺された周囲だけに現れる症状を、局所症状といいます。 局所症状の場合は、自宅で応急処置を行いましょう。

▼この次のトピックで、応急処置の手順を解説します!(「ハチの針を抜く」までスクロールします)

全身症状

刺されたあとで吐き気がしたり、刺された箇所だけでなく全身がかゆくなる場合は、間違いなく全身症状です。

ときには全身のじん麻疹を生じることがあります。
このように刺されたところだけではなく全身に現れる症状を、全身症状といいます。

全身症状の具体例はこちらです。

  1. 軽い症状 吐き気、発汗、めまい、ふるえ
  2. 中程度の症状 息苦しさ、喉のしびれ・乾き、吐き気、頭痛、嘔吐、めまい
  3. 重い症状 全身のじんましん、血圧降下、呼吸困難、意識障害、激しい動悸

ハチの毒針には、アレルギー反応を起こす成分(アレルゲン)やヒスタミンが含まれています。
このため、ハチ毒にアレルギーを持っている方は、重度のアナフィラキシーショックを起こし、死亡する確率が高くなります。
とくにスズメバチに2回以上刺されると、アナフィラキシーを起こす確率が高くなると言われています。

わが国では近年、年間20人前後のハチ刺されによる犠牲者が発生している。
そのほとんどはハチ毒によるアレルギー(アナフィラキシーショック)によるもので、血圧低下、呼吸困難や意識障害などを起こしてなくなっている。
ごくまれに大群のスズメバチに襲われ、大量に注入された毒作用により、たとえ抗体検査が陰性でも死亡する例もある。

引用:『人を襲うハチ 4482件の事例から報告』医学博士・小川原辰雄

全身症状が現れた場合には、たとえ軽症でもすぐに病院を受診しましょう。
アナフィラキシーショックの症状が現れてから、心肺停止に至るまでの時間はわずか15分ほどです。
重い症状が見られたら、すぐに119番に電話をかけて救急車を呼んでくださいね。

全身症状が現れるのは、ハチに刺されてから15分〜30分の間です。
30分以上経っても局所症状しか見られない場合は、次でご紹介する自力の応急処置で対処しましょう。

2.ハチの針を抜く

それでは、ハチに刺されたときにまずやってほしい対処法をお伝えします。

刺された皮膚に、下の写真のような針が残ることがあります。
この針をピンセットを使って取り除きましょう。

残っていなければ読み飛ばして、次に進みましょう。

イラスト写真(針、毒袋)

そもそも、針が残るのはミツバチに刺された場合のみです。
ミツバチの針にはギザギザの「返し」がついているため、1度皮膚に入り込むと自然に抜けることはありません。

人を刺したミツバチは、毒針と一緒にハチの腹部にある末端の毒袋と産卵管を皮膚に残し、やがて死亡します。
「ハチのひと刺し」と言われるのは、このような特性があるからですね。

残った毒袋には毒がはいっているため、指で摘もうとすると、さらに毒を送り込んでしまいます。
なるべく指ではなくピンセットを使い、根本から引き抜くようにして毒針を取り除いてください。

※ただし最新の研究により、ミツバチの毒は刺されて10〜20秒以内に全量が皮膚内に注入されることがわかってきました。 ですので、あまり神経質にならなくても大丈夫です。

ピンセットがない場合は、クレジットカードやバターナイフの端を使って、針の部分を払い落とすようにして抜きましょう。

またスズメバチやアシナガバチの針には、ミツバチの針のような返しが無いため、皮膚に残ることはありません。
患部に指で触っても大丈夫です。
次の「3」のステップで、毒を絞り出しましょう。

3.毒を絞り出し、流水で洗い流す

毒を流水で洗い流す

刺された箇所から毒を絞り出すようにして、キレイな水で洗い流しましょう。

ハチの毒はタンパク質でできていて、水に溶けやすい性質を持っています。
ですので、大量の水で洗い流すのが効果的です。

もしもポインズンリムーバーをお持ちであれば、ポイズンリムーバーで吸い出しながら水で洗い流すという方法も有効です。

気をつけて!

このとき、口で吸って毒を吸い出すのはNGです。

ハチの毒は水に溶けやすく、口で吸い出すと唾液に溶けてしまいます。
歯茎などから毒が入り込み、口の中でしびれや可能性があります。

4.虫刺され用の薬を塗る

抗ヒスタミン軟膏

ハチに刺された箇所が強く痛んだり、赤く腫れてかゆみがひどい場合は、抗ヒスタミン剤を含むステロイド軟膏を塗りましょう。

抗ヒスタミン剤には、アトピーやじん麻疹、かゆみを緩和する作用があります。
腫れて痒みが出た段階で塗ると、非常に効果的です。

「抗ヒスタミンってなに?」と思われる方も多いと思います。
たとえばムヒなどの虫さされ系の薬は抗ヒスタミン軟膏ですので、成分表をよく確認したうえで、ドラッグストアで購入しましょう。

気をつけて!

蜂に刺されたら、 刺された箇所に尿(アンモニア)をかけるという方法は間違いです。
アンモニアでは毒が中和されないだけでなく、尿をかけることによりばい菌が入り、かえって炎症を起こしてしまう場合もあります。

患部を清潔な状態にすることを心がけてください。

5.患部を冷やす

手をアイシング

最後に、アイシングや保冷剤を使って刺されたところを冷やしましょう。

冷却することで刺された部位の血管が収縮し、毒を吸収しにくくなります。
さらに、ハチの毒が血管の中に入るのを遅らせることができます。

以上で、自力でできる対処は終わりです。
ハチに刺されてから最低でも1時間は安静にしてくださいね。

6.病院へ行く

痒み・腫れの場合皮膚科へ 全身症状の場合アレルギー内科へ

ここまでの応急処置を行って、「耐えられる」と感じる程度の痛みと腫れであれば、病院に行かなくても大丈夫です。
前のトピックでお伝えしたとおり、数日で症状が収まると思います。

ただし刺されたところの腫れが異常で、かゆみも痛みも収まらないという場合は、最寄りの皮膚科で診てもらいましょう。

また、刺されてから15分以内に全身症状(全身のかゆみ、吐き気、めまいなど)を感じる場合には、すぐに病院を受診してください。 全身症状の場合は、アレルギー内科が1番適切です。

ハチ刺されに保険を使えるって本当?

ハチ刺されで医療費が発生した場合、保険適用は可能です。

状況に応じて「傷害保険」「海外旅行保険」「医療保険」などを使いわける必要があります。

状況 使える保険の種類
通院 傷害保険
入院 医療保険
海外でハチに刺された 海外旅行保険

※ただし上記はあくまで1例です。
契約内容によっては、「通院」や「海外でハチに刺された」場合でも「医療保険」が使えることもあります。

病院に行き、診察を受けたあと、保険会社に電話で相談してください。
病院でもらう領収書を捨てずにとっておいてくださいね。

女性スタッフのイラスト

アナフィラキシーショックってよく聞くけどこれは、全身症状に当てはまるのかしら?

アナフィラキシーショックは、全身症状の中の特に重度の症状のことです。アナフィラキシーショックになる人は、一度ハチに刺された事がある人、1,000人中の2人と言われています。

男性スタッフのイラスト
女性スタッフのイラスト

思ったよりも少ないんだね。

以外に少ないんです!可能性もあるため刺された場合は注意が必要です。せっかくなので刺されないための対策もご紹介しますね。

男性スタッフのイラスト

蜂に刺されやすい部位と今すぐできる予防策

ハチは、自然豊かな山や森だけでなく、街の公園や都市緑地にも巣を作ります。

ご自宅の庭にハチの巣がなくても、公園でお子さんが遊んでいる時に刺されてしまう可能性は十分あります。
外出中、いつどこで刺されるかわかりませんよね。

人体の中で、とくにハチに刺されやすい箇所を見てみましょう。

ハチに刺される箇所1位は手。2位は腕、3位は顔面。

刺されやすい箇所TOP5は、手、腕、顔面、頭部、足となっています。

このような部位を守るために、今すぐできるハチ予防策2つ紹介します。

  1. 黒を避けて、白い服を身につける
  2. ヘアースプレーや香水をつけない

対策1 黒を避けて、白い服を身につける

白い服を着ている子供

ハチは、黒色のものを攻撃する習性があります。
逆に白色や銀色への反応が薄いことが分かっています。

とくにスズメバチは黒色に敏感で、少し近づいただけで人間の髪の毛や目などを攻撃してくることが多いそうです。
目を刺されたら怖いですよね。

ハチが活発に動き回る季節は、7〜9月の間です。
初夏から秋にかけて、ハチの出やすい公園などで子どもを遊ばせる際には、対策として白い帽子、白い服装を着用させましょう。

また、レースやワンピースなどのヒラヒラする服装も避けたほうが良さそうです。
ハチはヒラヒラするものに反応して攻撃してくることがあるからです。

それだけでなく、上衣の袖口や襟からハチが入り込むことがあるので、なるべくピッタリした服装で出かけるようにしましょう。

木綿よりもハチがとまりにくい、すべらかなナイロン製の服がオススメです。

対策2 ヘアースプレーや香水をつけない

香水をつけている女性

ハチは匂いにも敏感です。
ヘアスプレー、香水、化粧品、体臭、汗臭さなどに反応して攻撃してくることがあります。

ハチに刺されないために、外出時には上記2つのポイントを意識してみてくださいね。

女性スタッフのイラスト

匂いや、色にも反応するんだ!知らなかった!

蜂の巣を好んで食べる動物と言えばクマ。クマと言えば黒いですよね。
だから黒い物体を敵と認識して攻撃するという説もあるよ!

男性スタッフのイラスト
女性スタッフのイラスト

なるほど、黒に反応するというのはクマから来ているんだね。勉強になります!

人を刺すハチと巣の特徴

ここでは、日本に存在する約4000種類のハチのうち、人を刺すハチについて紹介します。
ハチに刺されたとき、そのハチの種類によって毒の強さと出る症状が異なります。
大前提として、そもそもハチ類の9割以上は寄生バチであり、人を刺すことはありません。
また、雄バチは人を刺しません。

人を刺すハチは、集団生活を営む次の4種類のハチで、かつメスである女王蜂と働きバチです。

ハチ 刺されたときの症状

スズメバチ

スズメバチ
ハチ刺されの中でもっとも怖いものです。
刺されると激痛が走り、広範囲に赤く腫れます。
スズメバチ「毒のカクテル」と呼ばれる強力な毒を持ち、威嚇により複数回にわたって針を刺してきます。このため、アナフィラキシーショックによる死亡事故が多いです。

巣の近くを通ると刺されることがありますので、決して近付かないようにしましょう。

アシナガバチ

アシナガバチ
刺されると強い痛みがあり、大きく赤く腫れます。
スズメバチほどの毒はありませんが、重症の場合はめまい・吐き気・じん麻疹などの症状が出るおそれがあります。

比較的温厚な性格なので、刺激しなければ刺されることはありません。
巣の位置を特定し、速やかに駆除しましょう。

ミツバチ

ミツバチ
ハチ刺されの中でも比較的軽度です。
刺された瞬間は痛みがあり、刺された箇所が赤く腫れますが、2日程度で収まります。

ミツバチの針には「返し」があるので、針を抜いてから消毒するようにしましょう。

クマバチ

クマバチ
身体が大きくて黒っぽいため、怖いイメージを持たれがちなクマバチ。
実はミツバチの仲間で、非常に温厚な性格をしています。

たとえ刺されても重症になることは少なく、1週間ほどで腫れが引くことがほとんどです。

縄張りを主張するために人の周りを飛び回りますが、性格は温厚で、素手で触らなければクマバチから刺してくることはありません

以上、人を刺すハチを4種類紹介しました。
続いては、家の近くでハチの巣を見つけたときの対処法についてお伝えします。

ハチの巣が家の近くにあるときは、早めの駆除を!

ハチの巣が家の近くにあるときは、早めの駆除を。

ここまで、蜂に刺されたときの対処法と、人を刺すハチの種類についてお伝えしました。
ですが、この記事を見ている方の中には、「家の近くにハチの巣が作られてしまって、いつ刺されるかわからない…」という方もいらっしゃると思います。

ご自宅の近くに蜂の巣があるなら、刺される前に、できるだけ早く駆除することをオススメします。

ハチの巣は放っておくと、みるみるうちに大きくなります。
スズメバチの巣は、秋には最大80cmほどのサイズにまで成長するんです。(このとき、ハチの数はなんと約1,000匹にものぼります!)

自分が刺される危険はもちろん、周囲の方々とのトラブルにつながるので、できるだけ早く駆除したいですよね。

とはいえ、焦りは禁物です!
「ご近所迷惑になる前に…!」と焦って自分で駆除しようとして、「興奮したハチに刺されてしまった!」という方もたくさんいらっしゃいます。
自力駆除に踏み切る前に、次の3つの内容に思い当たる点がないか、確認してください。

上の条件が1つでも当てはまる方は、ハチ駆除のプロにお任せするのが1番安全です。

ハチの巣駆除出張館では、相談・お見積りは無料です。
最短30分で駆けつけ、お見積りを出して、承諾をいただけた場合はすぐにハチの巣を駆除いたします!

「怖いので、今すぐにハチを駆除してほしい!」という方はもちろんのこと、次のようなご相談も大歓迎です。

「家の周りをハチが飛んでるけど、巣が見つけられない…」
「蜂が部屋に入ってきてしまった! 1匹からでも駆除をお願いできる?」
「屋根裏にハチの巣があるみたいなんだけど、ウチには点検口がなくて…。」

ハチ駆除に関する心配事があれば、なんでも聞いてくださいね。
お電話はもちろん、メールでの相談も受け付けていますよ。

私たちのハチ駆除については、こちらのページをご確認ください。

まとめ

最後に、この記事のまとめをおさらいしましょう。
蜂に刺されたときの応急処置の手順は以下の6つでした。

  1. 症状を確認する
  2. 蜂の針を抜く
  3. 毒を洗い流す
  4. 薬を塗る
  5. 冷やす
  6. 病院へ行く

ただし、今回お伝えした情報はあくまで「応急処置」の方法です。

当サイトの情報だけを丸呑みにせず、少しでも体調が悪いとき、身体に異変を感じたときは、すぐに医療機関を受診してくださいね。

この記事が、少しでもハチ被害に悩む方のお役に立てば幸いです。

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